初めて食べても、どうしてこんなに懐かしい味なんだろう。
スパ郎のナポリタンは美味しさよりも、当時の味を再現することを追求しています。
あのころ、昭和の喫茶店や洋食店で食べたごちそうの味。
おしゃれなパスタが海外から入ってくる前、日本のスパゲッティと言えばナポリタンかミートスパゲッティだけでした。
意外なことに、アツアツの鉄板のナポリタンはご当地グルメで名古屋めしなんです。
鉄製のステーキ皿に乗せてナポリタンを提供し始めたのは、喫茶ユキと言われています。
1960年代、当時の店主がパスタの本場イタリアで、スパゲッティを冷めずに熱々で提供できないものかと考え、そして生まれたのが鉄板イタリアンだったそうです。
それが今では名古屋めしの一角となったという、伝説のお店ですね。
イタリアンというのはナポリタンの別名で、呼び方は違えど同じものです。
画像 喫茶ユキ公式facebookより引用
当店で使っているケチャップの味も、当時の味を思い起こさせます。
ハグルマトマトケチャップ。
明治創業の、知る人ぞ知る老舗調味料メーカーです。
サラッと伸びのあるケチャップで、スパゲッティの麺との相性が抜群で大変重宝しています。
実はナポリタンの試作段階で初めて使ってみたケチャップがハグルマ製でした。
その味の良さに感激し、他メーカーを試食することもなくこれに決めてしまったという事がありました。
当店では、累計すると今までに数十トンも消費しているんですよ。
ハグルマ株式会社