岡崎地方卸売市場

でかい!倉庫!
フォークリフトがあります!
岡崎地方卸売市場
というわけで、岡崎地方卸売市場に行ってきました。
ここは青果を小売に出荷する前の保管倉庫のようですね。
飲食店の場合は一般家庭とは仕入れの量が違うため、普通のスーパーでは取り扱っていないサイズのブツを求めて初めて行ってみたのです。

お目当てのブツはたまねぎ20kgの箱!
スパ郎では玉ねぎは炒めの食材にも使われます。
それよりも大量に使われているのがあんかけソースです。
普通のスーパーでもたしかに玉ねぎは売っていますが、小売サイズだと非常に割高。
テレビの影響でなにかしらのブームが起きると、特定の食材が売り切れで手に入らないこともしばしばあります。
やはり安定して調達できる仕入れルートは必要なのです。

到着してみると、倉庫の規模の割に人がぜんぜんいない。
ガランとしてます。
一体誰に聞けばいいのか。

奥の方に数人、誰かがいたので聞いてみると…
ちっ、めんどくせえな。
と言わんばかりの対応で、八百屋の方に行ってくれよと言われます。
八百屋???
訪れるのがはじめての私には何がなんだか。
そこにいたおっさんは、またしてもめんどくさそうに八百屋の方に案内してくれました。

どうやら倉庫から少し離れた、建物の横側に八百屋の事務所があるようです。
入り口には、一般向けの小売はしておりません。
と書いてある…
ちょっと不安になってきました笑
ああー!?20kgとかそんなチンケな量を売る商売してんじゃないんだよ!
とか言われないだろうか…

おーい!○○くん!お客さんだよー!
っておっさんは中の人を呼ぶと、どこかに行ってしまいました。
事務所の中の人は二人いましたが、外からでは様子をうかがい知ることはできません。
なにかパソコンで作業をしているようでした。
反応がないのでしばし待つ。

一区切りついた、事務所のおじさんがようやく出てきました。
この人はわりと物腰が柔らかい感じで、ちょっと安心。

20kg一箱売ってくれるそうです。
さすがまとめ買いなだけあって、安い!!
領収証に名前を書いてくださいと言われたので、スパ郎と。

へえー、スパ郎!スパゲッティのお店だね!?
と、すぐに察したようです。
このスパ郎という名前についてもそのうち記事を書くと思いますが、また今度。
たまねぎ20kg
というわけで、あっさり玉ねぎ20kgを調達することができました。
なんといいますか、小売で一般の主婦などを対象にしていない施設なので対応の悪さと言ったら笑

しかし、別にこういうの嫌いじゃないんです。
買い手、つまり客側が偉いとかそういうものが当然だとは思ってないからです。
売り手のおじさんも同じでしょう。

サービス、商品を提供し、対価と交換する。
ただそれだけの、シンプルな男の世界ってやつを感じました。
この先もお世話になることでしょう。

それにしてもこの卸売市場。
自分の店から車で15分かからないほどの近所でした。
私は岡崎に長い間住んでいますが、全然近所のことを知らんのです。

いつも厨房にこもりっきりであまり外に出ないので無理はないのですが、もう少し自分の住んでいる街に詳しくならなければね。
車の運転は嫌いじゃないので、あてもなく近所をウロウロとドライブするのもいいかも知れない。

今日はこのへんで。